Pray for Paris
今年2月に行った2週間の旅の最終日はParisだった。お弁当を先輩が作ってもたせてくれた。まだ真っ暗な駅をさ迷いようやく見つけた夜行バスは満員。大学生位の若者が主で人種も様々。安い交通手段なだけあるな〜といった異様な雰囲気。リュックを握り締めたまま眠りについた。Lyonを朝6時に出てバスで約6時間でParisに到着。Paris Lyon駅でスーツケースをコインロッカーに預けてParisを散策…のつもりがなかなかコインロッカーまで遠い。途中トイレ臭いと思ったらホームレスが沢山いるエリアのトイレらしき所にいる。心臓をバクバクさせながらスーツケースを引きずりようやくロッカーを見付ける。一応ロッカールームに入る前にX線検査もあった。それでもセキュリティの厳しさはあまり感じないのは日本人だけだろうか?何となく適当に感じてしまう…さぁParisを散策‼︎という晴ればれとした気分にはなれない…なぜなら生憎の雨だから。それに早朝から6時間のバス移動で既に疲れきっているアラサー女子。[gallery ids="362,360,359" type="circle"]まずはお決まりのMerciへ。ここに来ると全てを忘れてインテリア、ファッションを1日楽しむ事ができる。テロとかスリとか危険とは程遠い世界に感じていられるから…一歩外へ出ると今回の1113パリ同時多発テロで被害にあったお店がある通りだったりする。お皿を買って帰りたいが割れるのとマイスーパービッグスーツケースも既にパンパンである事も脳裏に浮かんで諦め、嵩張らないクロスを購入。Merciは近所にあったら毎週末通いたいお店だ。満足した私はフラフラフラフラ歩きながら途中métroに乗ったりしてサンジェルマンデプレへ。この辺りはあんまり危険な感じがしない。富裕層が多いからかな。お洒落なマダムやムッシュが行き交う。念願のODORANTESへ。何とも言えない、規則や法則、全く関係の無い、2人のセンスででしか作り上げる事の出来ないアンニュイな空間に並ぶ花々に酔いしれた。壁の色、家具の色、クラシカルな様で真新しい空気感。私の思い描くParisがそこにはあった。
夜11時のバス時間までParis Lyon駅で先輩にもらったお弁当を食べた。Amsterdamまでの夜行バスでの席の隣は大きな若もの。ビクビクしながらリュックを握り締めて眠りについた。本当に自分は気が弱いみたいだ。Amsterdamに到着したのは朝5時過ぎ。辺りは真っ暗。駅構内に目元だけ出した若者がいる。イスラムの歌を歌っているように聞こえた。最後の最後で遂に恐れていた事が起きるのかもしれないと始発の電車が来るまでビクビクだったが、一先ず何も無く電車でAmsterdam駅からschipole空港まで向かうことができた。最終日のこのハードスケジュールは少々無理があった。疲労はピークを迎えボロボロ状態で日本に到着。帰りのバスを待つ間あれ程握りしめていた手荷物のチャックに自分の手が無い事で日本平和な国だと改めて感じた。花の都と言われるParis。様々な顔を持つParis。フランスの歴史ある文化と異国の文化が混じり合ってきた事で今のParisはあるんだと思う。平和ボケした日本人の私には今のParisの現状を理解するのはかなり難しい。根深い歴史的な問題があるのだという事は何となく分かるけれども、どうしてみんな仲良く出来ないの?仲良くすればいいじゃん!そんな風に思ってしまう。自分よがりな思いだけれどまた安心して美しいParisに遊びに行ける日が1日も早く戻ってきて欲しい。Parisに住む人々が安心して暮らせる日が1日も早く訪れる事をいのります。Pray for Paris...Parisだけでなく世界中の人々が平和に暮らせる日が訪れますように…informationshops in Paris:Merci , ODORANTES,楽天トラベル
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